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EVOLUTiON

カルチャーの進化

CARTA AWARDは功績を表彰するだけではない。「称えあい、笑いあう。最高の共通体験を生み出す場でありたい。」

CARTA AWARDを通じてCARTA HDの文化を醸成する

2022年7月、CARTA HOLDINGS(以下、CARTA HD)として初めての社内表彰式「CARTA EVOLUTiON AWARD(以下、CARTA AWARD)」が開催されました。挑戦した社員、進化を遂げた社員を、全社を挙げて称えるイベントです。そこには、20以上の異なるグループ会社から集まった運営メンバーそれぞれのこだわり、そして熱き想いが込められていました。今回インタビューしたのは運営統括を務める梶原理加、企画担当した衛藤史典と鈴木啓太。CARTA AWARD開催の裏側から、社員の反応と次回開催に向けての意気込みを聞きました。

梶原 理加

Rika Kajiwara

株式会社CARTA HOLDINGS
執行役員 グループコミュニケーション本部長
D&I推進室 室長兼コーポレートブランド室室長

2003年サイバー・コミュニケーションズ入社。入社以来広告企画・セールス、データマネジメント事業立ち上げ、広報など幅広い業務に従事。CARTA HDの社内外広報を担うグループコミュニケーション推進室 室長を経て、2023年1月執行役員就任。

衛藤 史典

Fuminori Eto

株式会社ヨミテ
オフラインチーム

2012年VOYAGE GROUP入社。fluctでDMP事業およびGoogleとの協業事業の立ち上げとそれらの事業部長を経て、VOYAGE GROUP内でファッションレンタルサービス「MYLISH」の立ち上げと事業責任者に就任。その後ZucksAffiliate事業本部のCPI本部長を務め、現在はヨミテに従事。

鈴木 啓太

Keita Suzuki

株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI)
セールス&パートナーシップス・ディビジョン
デジタルエージェンシーチーム

2020年サイバー・コミュニケーションズ入社。広告会社に向き合うセールス部門に配属となり、2年目よりデジタル専業広告会社の担当チームに異動し、出向も経験。現在は広告会社・広告主の課題に沿ったデジタル広告領域のプランニングを中心に、運用・改善までのコンサルティングも担う。

―まずCARTA AWARDの概要と、皆さんの役割を教えてください。

梶原理加(以下、梶原):半期に一度開催するCARTA AWARDは、功績を残した社員を称える社内表彰のイベントで、2022年7月に第1回目を実施しました。現在、2回目となる2023年1月の開催に向けて、準備を進めている最中です。私は、CARTA AWARDの全体統括を務め、運営メンバーへの声掛けから携わっています。

CARTA AWARDの特長はいくつかあり、まず賞には複数の部門を設けています。というのも、約20のグループ会社で1500人ほどの社員が働くCARTA HDには、数多くの職種が存在しますので、どのポジションに就く社員も受賞を目指せる仕組みにしたかったのです。個人賞としては、セールス賞、エンジニア賞、専門職を対象としたプロフェッショナル賞、バックオフィスを対象としたビジネスパートナー賞、若手社員を対象としたネクストジェネレーション賞など8部門を設置。さらにCARTA HDに進化をもたらしたプロジェクトと事業会社を表彰する団体賞があります。1月開催のCARTA AWARDでは、これらに加えて新卒1年目の社員から新人賞を表彰する予定です。

各賞の投票は自薦・他薦どちらも可能ですが、「どの事業部の社員がどのような成果をおさめたか」という実績は、一緒に仕事をしていたり同じ部署にいたりしなければ、分かりづらいですよね。そこで社内チャットツール上で全社員が自分や周囲の功績を共有できるようにし、推薦する際の指標となるようにしました。投票終了後経営陣による選考が行われ、受賞者が決まるという流れです。

また、表彰イベントを2部制で構成しているのもCARTA AWARDならでは。1部は最優秀賞と優秀賞の表彰式、2部は社員みんなが楽しめるお祭り的な催し物を実施しました。

衛藤史典(以下、衛藤):私はCARTA AWARDの2部の企画運営を担当しています。CARTA HDに経営統合する以前に在籍していたVOYAGE GROUP時代には長年社内表彰式の運営に携わっていたこともあり、何か力になれるかと思い、運営メンバーに参画しました。

鈴木啓太(以下、鈴木):私も衛藤さんと同じく企画運営を担当しました。統合前に在籍していたサイバー・コミュニケーションズでも社内表彰式はありましたが、今まではそれはあくまでも受賞を目指す憧れの場に過ぎませんでした。運営側に携わることは初めてでしたが、梶原さんから声をかけられた時の言葉が刺さり、参画に至りました。

―梶原さんからはどのような言葉があったのでしょうか?

鈴木:社内表彰なので、賞そのものが重要なのはもちろんなのですが、梶原さんは全社員の「共通体験」を生み出すことに重きを置いていました。そこに強く共感し、自分もCARTA AWARDの価値を築く側になりたいと思ったんです。

衛藤:1回目は、運営メンバーの招集はかなり急で、開催の約1カ月前でした。通常業務もあるし、普通なら断っていたかもしれません(笑)。それでもCARTA AWARDに対して強い想いを持つ梶原さんに声をかけてもらったことで、自分も一緒に作り上げたいという気持ちが湧いたんです。

―梶原さんは、CARTA AWARDへどのような想いがあったのでしょうか?

梶原:鈴木さんが言うように、私にとってCARTA AWARDを開催する意義は、CARTA HDとして最高の共通体験を作り出すことでした。
2022年1月にサイバー・コミュニケーションズとVOYAGE GROUPが完全統合したタイミングで、グループコミュニケーション推進室の室長を任され、CARTA HDとしてのカルチャーの醸成がミッションの一つとなりました。日々カルチャーを作るにはどうしたらいいのだろうと自問自答を繰り返しました。そこで出てきた答えの一つが、全社員の共通体験をどれだけ色濃く生み出せるかだったんです。この想いを運営メンバーに伝えると同時に、CARTA AWARDで具現化するために何が必要なのか紐解きながら、企画を進めていきました。

衛藤:VOYAGE GROUPとサイバー・コミュニケーションズの統合で、CARTA HDは大きな組織になりました。この規模の会社であれば、イベントの運営をアウトソースする発想が生まれてもおかしくありません。でもそれでは、統合間もないCARTA HDの文化を具現化し醸成することにはつながらない。社員自らが自分の手でイベントを開催することこそ、CARTA AWARDの真価になると思いました。

―そうした想いのもと、企画の設計でこだわった点はありますか?

梶原:社内表彰イベントなので、活躍した社員を盛大に称え、受賞者の喜びも受賞できなかった社員の悔しさも、仕事へのモチベーションとして昇華してもらうことが大前提としてあります。また、共通体験を作るためには、笑いをはじめ、感情面を社員同士で共有する場も重要。だから1部は表彰、2部はお笑い系の企画をメインに実施し、登壇者も参加者もみんなが楽しめる時間にしました。2部は衛藤さんたちに全面的にお任せしましたが、ハタから見たらくだらないことでも本気で話し合っているんです(笑)。どうすれば、できるだけ多くの人に楽しんでもらえるのかを徹底的にこだわって、2部のコンテンツ作りをしています。
CARTA AWARDを通じて、CARTA HDに存在する多様な社員やグループ会社の進化や挑戦する姿が伝わったら何よりうれしいですよね。CARTA HDが掲げるミッションやバリューを体現する社員にフォーカスすることで、目指すべき像を共有する機会にもしていきたい。そうした目的意識を持って、設計に臨みました。

衛藤:1部で生み出すのが感動だとしたら、2部は笑って息抜きをする、お祭り的なポジション。そこで意識したのは、運営側の押し付けや独りよがりにならないこと。CARTA AWARDのミッションとして共通体験を掲げたものの、面白いと思ってもらえなかったり印象に残ったりしなければ体験そのものに意味はありませんよね。そのためにも、個人個人の人となりや考えを理解することに最大限意識を注ぎました。「この人は何を面白いと感じるのだろう」「この人が大事にしている価値観は何だろう」。そんな視点で反応を見たり、他部署の人と交流を図りながら、より細かい粒度で社員と接し、コンテンツ作りのヒントを得ていきました。1回目では経営陣向けに若手社員クイズを出したのですが、これが割と反響が良くて。CARTA HDの一員で良かった、楽しかったと思ってもらえるように企画案を練ったので、うれしかったですね。

―1回目の開催後、社員からはどのような反応や声がありましたか?

衛藤:多方から「良かった」という声をたくさんいただき、感動したり笑ったりの共通体験がそこに生まれていたんだなと思うことができました。
次は喜びや楽しいのほかに「賞が獲れなくて悔しい」「次こそは獲る」といった感情が躍動するアワードにしていきたいです。
「この賞に選ばれたい」と憧れる人々の熱意の総量によって、表彰の価値を高めていきたいです。まだまだ価値の認知が正しくされてないように思います。もっともっと、真に価値ある賞であるという認知に貢献していきたいですね。

梶原:確かにそうですね。1回目は表彰される人のみ会場に呼び、基本はオンライン参加というスタイルで実施したのですが、リアルとオンラインで体験の差はあったように思います。まだまだ課題は山積みです。ただ焦っても仕方がないのも事実。衛藤さんが言うようなCARTA AWARDの価値の底上げに必要なのは、単純にイベントのブラッシュアップだけではありません。CARTA HDの文化醸成と連動して、CARTA AWARDの価値も上がっていくものだと思います。

鈴木:私のもとにもポジティブな意見や良い反応が数多く届きました。正直、開催前はCARTA AWARD自体が認知されてなかったりして興味を持てない人もいて、自分との温度差を感じることもありました。でも開催してみると、面白かったと声をかけてくれる人が大勢いてうれしかったです。2人の言う通り時間はかかると思いますが、2回目、3回目と続けていくことでCARTA AWARDの輪が広がるという手ごたえは感じられましたね。

―運営メンバーとして参加して、会社や社員に対して意識の変化はありましたか?

鈴木:運営メンバーとしても、いち視聴者としても、楽しめたというのが率直な感想で、このプロジェクトによりCARTA HDがさらに好きになりました。また、衛藤さんをはじめ、もともとつながりのなかったメンバーと出会い、交流の輪を広げることができたのも大きいです。CARTA HDには20以上もグループ会社があるので、仕事上で接する機会がなければ、どう頑張っても知り合えない人がほとんど。でもCARTA AWARDを通して新しいつながりが増えて、刺激をもらえたことは、貴重な経験です。

衛藤:正直1回目の開催では、大勢の社員の心を動かしたとか、意識に大きな変化をもたらしたという感覚はありませんでした。ただCARTA AWARDをどのように運営していけば、共通体験を大切にできるのか、道筋は見えたように思います。
たとえば今、鈴木さんが言ったように、私や他のメンバーとCARTA AWARDやカルチャーを築くという体験を共にしたことで、日々の業務やメンタル面にも良い影響が表れていると思うんです。こういう共通体験によって感化され、日々の業務にエンパワーメントするサイクルを作るためには、もっと巻き込み型でCARTA AWARDを作り上げていくことが重要なんですよね。必ずしも今の運営メンバーが固定である必要はないし、CARTA AWARDを開催する意義や共通体験の場を生み出す目的に賛同するメンバーを巻き込みながら、みんなで作る。そんなイベントになれば、社員一人ひとりの意識にも変化が生まれると思います。

―最後に、2回目の開催に向けて意気込みをお願いします。

梶原:運営メンバー全員が、前回よりも良いものを作り上げたいという気持ちを強く持っています。CARTA HDのミッションである進化を遂げる内容になっているので、ぜひ皆さんに見ていただきたいですね。

衛藤:今まさに準備真っ最中で、試行錯誤しながらコンテンツ作りをしていますが、前回より数億倍楽しくなるって自信を持って言えます!(笑)今回は新人賞も見どころですね!

鈴木:衛藤さんから数億倍というワードが出てしまい、それ以上の言葉はないのですが(笑)、前回を超えられるようなコンテンツを用意しています。半期に一度、全社を挙げて功績を称えあい、日々の努力をねぎらう場はCARTA AWARDだけ。一緒に楽しみましょう。

第1回CARTA EVOLUTiON AWARD を作り上げた運営メンバー(2022年7月)