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EVOLUTiON

カルチャーの進化

自分の限界を決めない。CARTA AWARD新人賞受賞者の挑戦の軌跡。

学びの輪を広げ、強いチームに

CARTA EVOLUTiON AWARDは、CARTAグループで半期に1度開催される表彰式。今回が4回目の開催で、社員のチャレンジや成長、進化をグループ全体で称えます。今回新人賞を受賞したのは、CARTA MARKETING FIRMに所属する田村 怜子。現職に就いて半年での受賞となりました。田村はどのような姿勢で自身の役割に向き合い、成果をどう上げたのか。その軌跡について聞きました。

田村 怜子

Reiko Tamura

株式会社CARTA MARKETING FIRM
デジタルマーケティング事業本部
Global Div Account Executive

2023年新卒入社。2023年下期のCARTA EVOLUTiON AWARD(CARTAグループアワード)にて新人賞を受賞。

メディアとクライアント、二刀流の対応力が評価につながった

――CARTA EVOLUTiON AWARD(以下、CARTA AWARD)新人賞の受賞、おめでとうございます!まずは普段の業務について教えてください。

田村:ありがとうございます!
私は、CARTA MARKETING FIRMで営業を担当しています。海外クライアント向けにマーケティング戦略を提案し、日本市場での展開をサポートする、いわばグローバルビジネスに特化した部署です。
私は複数のクライアントを受け持ち、日本市場への架け橋としてマーケティング提案や商談先との関係構築に尽力しています。今は、ヨーロッパや北米の企業を担当しており、近々南米の企業も加わる予定です。時差との戦いは少し大変ですが(笑)、調整して商談を進めています。

――新人賞の獲得は、入社時から意識していましたか?

田村:「受賞できたらいいな」という想いはありつつも、明確に目指していたわけではありません。
私は入社後しばらくZucks(現CARTA MARKETING FIRM)という会社で、メディア運営会社の支援に従事していました。その後組織体制の変更に伴い、現在のグローバル領域での営業職に転身。入社から一つの部署や職種で頑張ってきた同期が多い中、ジョブチェンジを経験した自分がノミネートされるのは難しいかなという気持ちもありました。
12月頃にCARTA AWARDの推薦祭がスタートし、上司に推薦してもらった時、「自分にも獲得できる可能性があるんだ」と初めて意識しました。

――どのような点が今回の受賞につながったと思いますか?

田村:推薦してもらった際、三つの評価ポイントを聞きました。まず、メディアとクライアントの両方に対応できる点。「二刀流」と表現してもらったのですが、以前の経験から得たメディアに関する知識を現職に活かすことで、クライアントに対してより詳細な説明や的確な提案ができていると評価してもらいました。
二つ目は、自分に課せられた予算をグロースさせられたこと。最初は先輩の引き継ぎ案件から始まりましたが、その予算を160%に増額させ、プロジェクトの成果を示すことができたように思います。
三つ目は、ある大型クライアントの獲得。先輩たちが何度もアタックしていた会社でしたが、私は「何でも屋」になる勢いで毎月いろいろな相談に応じていたら、最終的に契約を結ぶことができたんです。

先輩・同僚の受賞に感動する中、呼ばれた自分の名前

――なぜそうした成果をあげられたのでしょう? 心がけたことがあれば教えてください。

田村:先輩から引き継いだからには真摯にクライアントに向き合っていきたいと決めて取り組んできました。例えば、ヨーロッパのあるクライアントは、日本市場の動向について理解が及んでいない点が課題でした。現在の予算と効果を考慮しつつ、成長を最大限実現できる提案をするため、2週間ごとにミーティングをセッティング。KPIについて詳しくヒアリングしたり、新しい施策に対する考え方を議論したりと、クライアントの真意を引き出すために密なコミュニケーションを図ることを意識しました。
また、メディアを担当していた時に営業と逐一情報共有をしていた習慣が残っているのか、自身が営業にジョブチェンジした後も、得た情報や学んだことはほかの営業のメンバーやチームと共有していました。そうした動きにより部署全体の営業活動に良い影響を与えられたことも、評価につながったのかもしれません。

――ほかのメンバーとの共有も大事にしていたのですね。

田村:私自身「自分のプラスは相手のプラスになる」という意識を常に持っていますし、私の部署にも、互いに高め合いながら全体で成長していこうという文化が根付いています。特に、さまざまな国と関わる部署がゆえに、商談を通じて得たその国特有のカルチャーや価値観などの共有は大切です。どのようなコミュニケーションを図れば、それぞれのメンバーが担当するクライアントと良い関係を築いていけるか。そうした話し合いはよく行う部署だと思います。

――そうした姿勢が新人賞の受賞につながったのですね。授賞式当日の心境や会場の様子についても教えてください。

田村:今回の授賞式はオフィスが入っている虎ノ門ヒルズ内のイベントホール「TOKYO NODE」で行われました。まるで映画館のような素敵な空間で、私は純粋にイベントそのものを楽しんでいました。次々とさまざまな賞の受賞者が呼ばれる中、同じ部署の先輩や同期の名前が挙がるたびに嬉しさと感動で泣いてしまい、自分が呼ばれるかもしれないという意識が頭の中から抜け落ちていたんです。そんな時に名前が呼ばれ、とても驚きました。受賞スピーチで何を話したのか覚えていないくらい頭の中が真っ白になりましたね。でも、人生で1位や大きな賞を獲ったことのない私にとって、この賞はとても大切なもの。1年間よく走り切ったな、という達成感もありました。

何事にもチャレンジでき、自分の可能性を切り拓けるのがCARTAの魅力

――メディア向けとクライアント向けでは、仕事の面白さや大変さは違いますか?

田村:そうですね。メディア向けの仕事では、日本の媒体社とのコミュニケーションを通じて、その媒体を営業が販売しやすい環境を作ったり、媒体にメリットをもたらす施策を考えたりすることが私のミッションでした。
一方、海外クライアントへの営業は、まずは日本市場を知ってもらうことが肝心です。日本に住んだこともなければ、来日したこともないクライアントにとって日本市場は未知。日本の当たり前をきちんと理解してもらう難易度は高いですが、情報共有の仕方を工夫しながら関係を構築しています。だからこそ、そうした努力が結実し、日本市場でのマーケティングを任せてもらえた時の達成感はひとしおです。
メディア向けの仕事では、媒体視点から日本の動向を見ることができました。そして今は、クライアントに向き合い、クライアントの課題をより身近に感じることができています。メディアとクライアント、異なる2つの視点を経験することができ、振り返ったらそれぞれのやりがいを感じています。

――入社後大変だった出来事はありましたか?

田村:営業になった最初の頃は、クライアントの考えをうまくつかめない難しさを感じていました。というのも、やはり国が違えば「良い・悪い」の捉え方も異なります。「良いね」という言葉一つとっても、実際にどの程度良いと感じているのか、そのレベル感を理解するのは難しいものです。クライアントの感覚や指標が分からないと、なかなかその先の段階に進めないので、戸惑いはありました。
ただ最終的に、疑問があればクライアントに率直に聞くことが一番重要だと気づきました。たとえ相手の言葉が抽象的な表現だとしても、具体化してその解釈で合っているか聞く。クライアントの意図との間に齟齬がないようコミュニケーションを図るようになりました。

――CARTAだからこそ成し得た挑戦はありますか?

田村:新卒社員の私が採用活動をリードした経験です。職種柄、資料の文書を日本語から英語に翻訳しなければならない場面が多々あります。その翻訳をスピーディーに実施し、営業メンバーみんなが営業活動に集中できる体制づくりをしたいと考え、上長に相談したところ、翻訳アルバイトの採用を一括で担うことになったんです。選考プロセスや翻訳力を測るテストなどもゼロから考え、面接を行い、無事2名のアルバイトを採用しました。ほかの会社であれば新卒に面接をさせる機会は少ないでしょうし、アルバイト採用自体が後回しになる可能性もあると思います。でもCARTA には、相手が誰であろうと「やってみなよ」と上長が背中を押してくれる環境があります。
CARTAには良い意味で、担当業務に境界線が引かれていません。その都度社員のやりたいことを尊重してくれる。こうした環境に身を置けることは、とてもありがたいと感謝しています。

――最後に、田村さんの展望を教えてください。

田村:まずは今の海外クライアントと一緒に、日本で大きな事業を成し遂げることです。テレビCMなのかイベントなのかその手法はまだ分かりませんが、広告業界にいるからにはクライアントの課題解決や成長に寄与できる大きな取り組みを実現するつもりです。
もう一つの目標は、営業マネージャーとして認められるくらい、周りの人たちをリードできる存在になりたいです。今はまだ自分のことでいっぱいいっぱいですが、メディア向きの仕事をしていた時代から意識していた、自分が得たプラスの情報を周囲のプラスになるよう共有する姿勢は忘れずにいたいと思います。貢献できる範囲を少しずつ広げていき、いずれは部署、会社全体にプラスをもたらせるようになれたらいいですね。
私はCARTAのVALUEの一つである「挑戦しよう。」や、理念の「The Evolution Factory」という言葉がとても好きです。ガツガツと動くタイプではありませんが、挑戦し続ける気持ちはとても大事にしています。それらを実行し体現できる人材になれるよう、自分の役割をしっかりと果たしていきたいと思います。

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