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カルチャーの進化

2度入社したからこそ、CARTA HOLDINGSの「人を軸にするカルチャー」を再認識した

CARTA HOLDINGSには、1度退社し、異なる業種や業界で経験を積んだ後、再び入社する人材が少なくありません。別の会社で異なった価値観に触れ、培った多様な経験が、CARTA HOLDINGSでのビジネスに新たな彩を加えています。今回は、そんなキャリアを持つ、株式会社CARTA MARKETING FIRM開発局 シニアプロダクトマネジャーの藤本礼にインタビュー。再ジョインした動機や、改めて感じたCARTA HOLDINGSの魅力、そして前職での経験をどのように活かしているか、聞きました。

藤本 礼

Rei Fujimoto

株式会社CARTA MARKETING FIRM
第3管轄 開発局 局次長
シニアプロダクトマネジャー

2015年、VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に新卒で入社し、㈱fluctに配属。
配属先の㈱fluctでまず営業職を経験し、2年目になるタイミングで㈱Zucksに異動。VOYAGE GROUP在籍中は全般を通して、広告領域に携わっていた。
2019年12月まで在籍し、翌年転職した会社で1年ほど働き、2021年の2月にCARTA HOLDINGSの㈱Zucksに再入社。現在、㈱CARTA MARKETING FIRM(㈱Zucksを含め、専門4社が統合したマーケティング特化の事業会社)に所属し、シニアプロダクトマネジャーを務める。

―経歴を教えてください。

藤本:2015年に新卒でVOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に入社しました。2019年12月まで在籍し、翌年転職した会社で1年ほど働き、2021年の2月にCARTA HOLDINGSに再入社しました。
新卒から4年弱の在籍中は全般を通して、広告領域に携わっていました。最初の配属の株式会社fluctでまず営業職を経験。2年目になるタイミングで株式会社Zucksに異動となり、お客様の広告運用業務を行いつつ、自社の広告プロダクトの強化やディレクション業務を担当。その後、新規サービスの立ち上げにも関わりました。

自分の実力を確かめたくて、他社での挑戦を決意

―一度、CARTA HOLDINGSから転職した理由は何でしたか?

藤本:新卒社員あるあるかもしれませんが、入社して数年たつと、社会人としての成長を実感するにつれ、悩むことも増えていきました。自分が今の会社で活躍できているのは、自分に実力があるからなのか、単に環境のおかげなのか……。そんな想いが芽生え始めたんです。
CARTA HOLDINGSは人を大切にするカルチャーが根付いている会社です。中でも新卒社員は手厚いサポートのもとキャリアを積んでいけますし、自分のやりたいことにも積極的に取り組むことができていました。それでも、自分の実力を確かめるために、まったく違う環境に飛び込んでみたかった。そこで転職を決意しました。

―転職先はどのような会社でしたか?そこに転職を決めた理由も教えてください。

藤本:エネルギー分野に特化した企業で、当時の社員数は10人程度のスタートアップでした。マーケティング職として入社しましたが、実質ビジネスサイドの仕事は何でもやるというスタンスでした。
その会社を選んだ最も大きな理由は、実現したい世界観やビジョンが、強烈に明確にあったことです。代表自身の経験を元にとても明確なビジョンを持っていて、そのビジョンに基づいて、事業をリードしていたんです。

―そこで1年働いた後、CARTA HOLDINGSに再入社したのですね。

藤本:はい。とは言っても、戻ることを決意した時も、CARTA HOLDINGS(※1)に戻ろうとか転職しようと考えていたわけではありませんでした。ただ、前職としてのCARTA HOLDINGSは引き続き大好きでしたし、私にとって「誰と働くか」がとても重要だというのは、転職してより再認識したんです。
前職も思っていた通りとてもエキサイティングでやりがいのある環境でしたが、改めて自分が働く上で大事なことが何かも考える中で、以前一緒に仕事をしていた時に上長だった金子と再会し、先ほど話したような状況を率直に伝えました。すると金子が、「戻って来たら?」と言ってくれたんです。正直、そう声をかけてもらうまでは、再入社のことはまったく考えていませんでしたが、「この人が言ってくれるなら」と決めました。CARTA HOLDINGS退職後、金子と連絡を取り合うことはあまりなかったんですが、いろいろな偶然が重なって、再入社に至ったと思っています。

※1注:2019年1月、VOYAGE GROUPとサイバー・コミュニケーションズ(CCI、現株式会社CARTA COMMUNICATIONS)が経営統合し、両社の純粋持ち株会社として株式会社CARTA HOLDINGSを発足
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前職で大事にしていた考え方も、CARTA HOLDINGSに反映させていきたい

―CARTA HOLDINGSに戻ってきた時、会社に対する印象は以前と違いましたか?

藤本:2021年に久しぶりに戻ってきた時は、転職前と同じポジションに戻ってきましたし、他のメンバーも温かく迎えてくれて、それほど大きな変化は感じませんでした。新しいエッセンスを感じるという意味では、VOYAGE GROUP在籍中の2019年にCCI(上記の※1を参照)と経営統合した時の方が、会社が融合していく様子を肌で感じていましたね。私の所属部署は、早い段階でCCIと協力し始めたのですが、その際、両社が大事にしている価値感やアプローチの違いを実感したんです。
再入社してからは、個人もそうですし色々なチームや組織でも価値観が違うことは当たり前で、その上で同じ方向を向くための目標やビジョンの大切さを、より感じています。
そのために対話や認識を合わせていくことはもちろん必要ですが、同じ方向を向いて走れるためにはどうしたらいいか、というのは前職の経験を経て意識するようになりました。

―その時、CARTA HOLDINGSの一員として、どのように会社を変えていきたいと思いましたか?

藤本:会社に限らず、自分が所属する組織やチームであってもそうですが、一枚岩の組織は強いと思っているので、どんなことでも「どうするともっと良くなるのか」という話をたくさんしたいなと思っています。
自分が発信をしていくのはもちろん、意図が分からなければ素直に聞ける存在でいたいですし、それを浸透させていきたいなと思っています。その中で意見や疑問が生まれてくるなら、それを適切にフィードバックしたいですし、みんながフラットにディスカッションできる組織でいたいなと思っています。CARTA HOLDINGSは、会社を良くしたいという想いから出た意見は、尊重する会社なので。

また、CARTA HOLDINGSには20近くの事業会社がありますが、どの会社に所属しているかは関係なく、どんどん関わるようにしています。自分がハブになることで、社員同士の距離を縮める手助けになればいいなと思っています。

―再入社してから2年ほど経過しましたが、この間に変化はありましたか?

藤本:社員間のコミュニケーション量は、コロナの収束もあり、明らかに変化しました。経営統合に関してでいうと、直近はCARTA HOLDINGS全社としての制度や交流の機会も施策として出来てきて、CARTA HOLDINGSとしてフラットに議論できているのを感じています。交流が進んだことで、新しいアイデアやプロジェクトが生まれる可能性が広がり、一つの組織としてみんなメッセージを発信し合っていると実感しています。
2社の本当の意味での融合に向けて人事、カルチャー、社内制度など様々なプロジェクトで議論が始まったのは2021年頃で、そこからは次なるステージに向けて動き始めた、という感覚があります。

―転職し経験を積んだことで、再入社後に生かせていることはありますか?

藤本:先ほど言った通り、転職を経て、自分にとって「誰と働くか」がとても重要な要素だと再認識しました。その点では、CARTA HOLDINGSは素晴らしい環境だと思っています。一方、私が前職に魅力を感じたビジョナリーな視点にも重きを置き、在籍する事業やチームにもその視点から働きかけています。
もちろんビジネスを推し進めている以上、数字やデータは大切ですが、それと同じぐらい、何をしたいか、何故やるか、といった目指したい世界観を共有することで、より良い結果につながると思っています。

異なる価値観を持っていても、同じ方向を目指す組織に

―再入社後に気付いたCARTA HOLDINGSの魅力は何ですか?

藤本:何より働きやすいところです。ここでいう働きやすさというのは労働条件や福利厚生に限らず、ともに働く仲間を想い、コミュニケーションを重視するカルチャーだと思います。誰かが困っていたら、「どうしたら解決できるのか」といった議論がすぐにされて、仕組みを整えて解決しようとする。社員の誰もが、周囲を助けようという姿勢を持っています。私も2社しか会社を経験していませんが、それはCARTA HOLDINGSが特に重きを置いている価値観なのではないでしょうか。

―他社を経験したからこそ、CARTA HOLDINGSの「人を軸にするカルチャー」に改めて気付けたのですね。

藤本:最初の在籍期間に、何となく感じ取っていた働きやすさを、他社を経験したことで言語化できたという感覚に近いですね。
CARTA HOLDINGSは、私のように再入社する社員が増えているのですが、彼らと話していてもその価値観は共通しています。「いい会社だよね」と。
そして出戻り社員を歓迎してくれる文化自体、人を軸としている企業風土の表れでもあります。私が戻ってきた時も温かく迎え入れてくれましたし、逆に私が受け入れる側の場合も、また戻ってきてくれることをとてもうれしく感じます。CARTA HOLDINGSがどのような会社か理解したうえで、外での経験を携えて再入社することは、中途社員の入社とはまた別の良さがあると思います。

―今後、どのように成長し、どう会社に貢献したいですか?

藤本:個人的な成長については、大きな目標があるわけではありません。仕事に臨む時「絶対にこうなりたい」という理想像を掲げるよりも、今を楽しんで全力で駆け抜けたいという思考の方が強いです。
もちろん事業に自分が関わる以上は、その事業を伸ばして成功へと導き、CARTA HOLDINGSの成長に貢献していきたいです。再入社して再認識した、「人を軸にする」「人を大事にする」という考え方を根幹に据えつつ、事業を推進するうえで自分の役割を全うしたいと思います。
CARTA HOLDINGSには様々なキャリアを持つ社員が在籍しています。その中で私は自分の価値観を持っていますし、ほかの社員も自分の考えや意志を持って事業に臨んでいる。組織規模が大きくなるほど、方向性を揃えることは容易なことではありませんが、少なくとも私がいる会社は、みんなが働きやすいと思えるような、そして同じゴールを目指せるような組織でありたい。そのためにできることはどんどんやっていきたいと思っています。