採用の進化
「学生ではなく、いち社員として接してくれた」 内定者の1年成長記
先輩社員の情熱に刺激を受け、内定者で生ラジオ番組を企画
富岡 育哉
Ikuya Tomioka
株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI)
セールス&パートナーシップス・ディビジョン
入社後、(株)CCIに配属し、セールスとして広告代理店への営業を担当。
藤土 真帆
Maho Fujito
株式会社ATRAC
第二営業本部
入社後、(株)ATRACに配属し、デジタル広告の運用コンサルタントを担当。
―配属が決まったばかりとのことですが、配属先や担当業務を教えてください。
藤土:私はATRACに配属となり、デジタル広告の運用コンサルタントを担当しています。
ATRACは、オンオフのメディアを駆使して企業のマーケティング課題解決に取り組む会社です。研修中なので、1日でも早く広告主の事業成長に貢献できるよう日々精進しています。
富岡:私は内定者時期から引き続きCCI配属となり、セールスとして広告代理店に営業しています。内定者の時期に学んだことを生かしていきたいですね。
学生視点を尊重する姿勢に引かれた
―CARTA HOLDINGSに入社した経緯を教えてください。
藤土:大学3年でのインターン先を広告業界に絞る中で、CARTA HOLDINGSを知り、サマーインターンシップの「TRYOUT」と秋インターンシップの「BEYOND」に参加。その後早期選考に進み、内定をもらいました。
大学では新聞学科で広告を専攻し、広告研究会にも所属しており、広告制作のおもしろさを実感していました。一方、身近に広告が苦手な友人がいたんです。よく聞いてみると広告そのものではなく、興味のない広告が手元に届く仕組みが好きではないとわかりました。ユーザー視点に立った広告を届け、世の中の考え方を変えたい。その想いを叶えられると思えたのがCARTA HOLDINGSでした。CARTA HOLDINGSには、さまざまな事業会社があるので、その多様なプロダクトやサービスを駆使して、広告の在り方を進化させていきたいと思いました。
富岡:私も藤土と同じく、「TRYOUT」と「BEYOND」に参加後、早期選考で内定をもらいました。
大学時代は経営学部でマーケティングを学んでいたほか、学外活動で「点火装置を搭載したスペースバルーンを成層圏に打ち上げ、宇宙と地球を背景に炎を点灯・映像を撮影する」というEarth Light Projectに携わっていました。そこで、メディアへの発信・出演やSNS運用などの広報を担当する内に、広告に興味を持つようになりました。
インターンシップでは、さまざまな社員とコミュニケーションを取る機会がありました。特に学生グループに付く社員メンターは、学生の視点に立ち、私たちの意見や考えを常に尊重してくれました。私たちが実現したいゴールを叶えるために、必要な手段を一緒に考え続けてくれたのも嬉しかったですね。そうした姿勢は、選考に進んでからも変わりませんでした。私のキャリアビジョンやスキルセットに、CARTA HOLDINGSが合っているかどうかを、いかなるときも学生目線で考えてくれる。そのカルチャーに引かれて入社を決めました。
―その後、業務を始めたのですね。
富岡:そうですね。内定受諾後、採用担当から、すごくラフな感じで「内定者として業務をやってみない?」と打診され、とんとん拍子で始まりました。所属は現在と同じCCIにて、週2〜3日のペースで、大学4年の4月から3月まで丸1年働きました。
藤土:私も富岡と同じように声をかけられ、テレシーで、大学3年の3月から大学4年の3月まで働きました。ただ私の場合、業務を始めた時点では内定を受諾していませんでした。というのも、もう1社選考が残っていて、先輩社員に相談したら、「少しでも未練があるなら、選考を受けてきた方がいい」と進言してくださったんです。なので、内定保留の状態で業務をしていた期間が何か月かありました。ここまで自分の気持ちに寄り添ってくれる企業はほかにないと思います。今でもとても感謝しています。
違いを認め合うカルチャーを実感
―業務を経験したことで知った、新たな発見や気付きはありましたか?
藤土:いち内定者である私に与えられる裁量権の大きさには驚きもあり、新鮮でした。
BEYONDなどのインターンシップで先輩社員に付きっきりでフォローしていただいていた体制から一転、自分で選択したり、決断したりする場面が数多くありました。そんな状況に対し、業務を始めた当初は、内定承諾をしていない負い目もあり、なかなか自発的に行動できずにいました。ですが、周囲には「何でも意見していいから」と背中を押してくれる先輩社員が大勢いてくださりました。テレシーの代表取締役CEOである土井さんをはじめ、忙しいであろう経営メンバーも頻繁に気にかけてくださりました。そこから少しずつ、自分の意見をもって業務を進めていけるようになりました。
富岡:CARTA HOLDINGSという同じ組織の中にも、多様な考え方や価値観を持つ社員が大勢いることを知りました。
きっかけは、事業会社やポジションを問わず、CARTA HOLDINGSの社員であれば誰とでも1on1ができる「ヒトノワラリー」という制度で、いろいろな社員と話す機会をもらいました。そこで多くの方の考えやマインドに触れたことで、モノの見方は一つではないことを学び、自分の価値観やキャリアビジョンの幅が広がりました。CARTA HOLDINGSでは7つのバリューの1つとして「違いを強さに」を掲げていますが、まさにその言葉を体感しました。お互いを認め合う文化が、社員にまで浸透していました。
―業務中、大変なこともあったのではないですか?
富岡:なにか困ったことがあればすぐに先輩社員へ質問できる環境があったので、そこまで困ることはありませんでした。ただ、これまで経験したほかのアルバイトの業務と明らかに違ったのが、責任感の大きさです。CCIの社員は、私のことを内定者という目で見ることはなく、いち社会人として接してくれました。それは嬉しくもありましたが、ある意味責任も伴います。自分のミスが会社の損害になり得るという意識を常に持ち、気持ちの切り替えをしていました。
藤土:私は、業務中に引継ぎがうまくいかずミスを起こしてしまいました。でもこれを機に、「今の体制で全情報をキャッチアップするのは難しいだろう」と、先輩が私のミスを「チームごと」で捉えて改善方法を提案してくださり、その日のうちに仕組みを変えてくださりました。そこからは情報共有や引継ぎもしやすくなりました。一つのミスと社員の意見によって、すぐに組織体制を改善しようとするスピード感は、CARTA HOLDINGSならではだと思います。
ここには仕事を愛する社員が揃っている
―業務で得た達成感や、やりがいについても教えてください。
富岡:やはり自分の力で案件を受注できた時ですね。もちろんOJTの先輩には常にサポートいただいたのですが、営業として大きな達成感を感じることができました。
業務を始めて3、4か月後には徐々に営業にも携わることができ、少しずつ代理店や媒体社の方々とのやり取りやアプローチの仕方を学んでいきました。その集大成として、最後に案件の受注を取ることができました。社員の皆さまにも祝福いただき、純粋に嬉しかったですし、入社への良い弾みを付けられたと思います。
藤土:達成感というよりは得たもの、という感じにはなるのですが、社会人へのイメージがガラリと変わりました。
SNSなどでは、「会社が嫌だ」「働きたくない」という意見をよく見ますよね。私もそうした声を鵜吞みにして、「社会人っておもしろくないのか」と思い込んでいました。でも、仕事を嫌がる社会人像がCARTA HOLDINGSの社員にはまったく当てはまらなかったんです。みんな仕事を思いきり楽しんでいるし、事業をグロースさせることに愚直に向き合っているし、自己成長も目指している。そういうメンバーに囲まれて働けたからこそ、自分自身もモチベーション高く社会人としてスタートを切ることができたと思っています。
―業務に取り組む中で、社員と同じようにモチベーションを保つことができましたか?
富岡:CARTA HOLDINGSでの業務はルーティンワークをこなすというより、新しいことの連続だったと思います。出社の度に刺激を受けていたからか、モチベーションが下がることはありませんでした。
また、日々受ける刺激に触発されて、内定者だけで発信する社内向けラジオ「CARTA TRIGGER 23」も企画させてもらいました。大体20分の時間で、23卒の内定者4人とゲスト社員1人でIT関連のトピックスを共有し、議論していくという内容です。毎回違うゲストを招いて、隔週で配信していました。
最初は3人で始めた企画でしたが、参加してくれる同期が次々と増えていき、最終的には約20人の規模になりました。配信するチャンネルのメンバー数も、始めの3人から最後には150人近くになりました。配信後の反響も良く、「聴いたよ」「おもしろかったよ」と声をかけていただき、ゲストとして呼ぶ社員とのつながりも作ることができました。
藤土:富岡とほかのメンバーが企画してくれたのですが、本当に良い取り組みだったなと思います。CARTA HOLDINGS会長兼CEOの宇佐美さんや社長兼COOの新澤さんも参加なさっていたのですが、そんな風に内定者と経営陣が接する機会はなかなか持てません。参加できてよかったですね。
また、ゲスト社員をはじめ、先輩社員たちが私たち以上に企画を盛り上げてくださったのもありがたかったです。「すごくいい企画だね」と背中を押してくれるのはもちろん、「もっとこうしようよ」と企画案を起点にどんどん提案してくださってました。
―最後に今後の展望を教えてください。
藤土:私は学生時代から「最強の広告会社営業になる」というビジョンを掲げています。今の自分からは程遠い目標ですが、まずはATRACの事業成長に少しずつ貢献できる社員になりたいです。おもしろい広告を作るための土台となる経験を積んでいくことが、今の使命だと思って仕事に励んでいきます。
富岡:まずは今のチームに数字で貢献していきたいです。もう少し長期的な目で見ると、デジタル広告に関する知識を身に付けて、何か一つの領域のスペシャリストになりたいと思っています。CARTA HOLDINGSの中で、「この分野なら富岡」と誰もが思うような存在を目指していきます。