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採用の進化

AI時代を勝ち抜くための「武器」を身につける、新入社員研修

CARTAでは、人材を「事業成長と競争力の源泉」と捉え、経営理念・戦略を実現するための重要な資本として考えています。その中でも、未来の担い手である新入社員は、組織に新たな活力をもたらす存在です。毎年4月に約3週間にわたって新入社員研修を実施し、配属後のスムーズな立ち上がりと早期の活躍を目指し、必要なスキルとマインドをインストールしています。新入社員研修を統括する小松は「彼らが事業成長に繋がる具体的な行動を起こせるように、源泉となるスキルや知識という”武器”を、研修を通じて提供し、CARTAを牽引する人材へと早期に成長できるよう支援したい。」と想いを語ります。

小松 敦子

Atsuko Komatsu

株式会社CARTA HOLDINGS
HR本部
HRBPグループ グループ会社チーム
チーム・マネージャー

採用育成グループ
ラーニング&デベロップメントチーム

2005年に株式会社サイバー・コミュニケーションズ(現 株式会社CARTA COMMUNICATIONS)入社。広告営業、媒体プランニング・セールスを経て、ソーシャル、コンテンツメディア領域のグロースに従事。2023年より株式会社CARTA HOLDINGS のHR本部でHRBPチームのマネージャーを務め、L&D (Learning & Development)にて人材育成に携わっている。

「人材」は事業成長と競争力の源泉

ーCARTAにおいて、人材とはどのような存在でしょうか。

CARTAでは人材は単なる労働力ではなく、経営理念や戦略を実現するための重要な資本であり、新しい価値を創造し進化を推進する存在として捉えています。主体的に挑戦し、未知の領域を切り開き、各自が自分の役割と成果に責任を持つ。そんな人材こそが、CARTAの人的資本経営の核であり、個人やチーム、事業成長、競争力、そして社会の進化を生み出す源泉であると考えています。その中でも、新入社員はCARTAの未来の担い手であり、進化を支える役割を果たしてくれる重要な存在です。

ー新入社員に求めるものは何ですか。

新入社員ならではの柔軟な発想や新鮮な視点で、既存の組織に新たな活力とエネルギーをもたらしてくれることを期待していますので、どのようなことにも主体性を持って挑戦してほしいと思っています。失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返しながら前進し続けることは、早期に活躍できるかどうかにも深く関わっていると思います。
また、自ら進んで学び、キャリアを築いていく自律性も重視しています。不確実な時代だからこそ、スキルを常にアップデートし続けることが重要です。これは新入社員に限らず、CARTAが業界のリーダーとして価値を提供し続けるためには、この学び続ける姿勢が新しいアイデアや視点を生み出す原動力になると信じています。

コミュニケーション力に、論理的思考力。
AI時代の荒波を乗り切るスキルを身につけるプログラム

ー入社後にはどのような研修が用意されているのでしょうか。

入社直後の全体研修は大きく2つに分かれており、「職種共通研修」と「職種別研修」を実施します。総合職とエンジニア職の双方が対象です。業務プロセスや実業務で必要な知識習得については、OJTなど各配属先での実施を前提とし、全体研修では基礎をインストールしていきます。
職種共通研修では、CARTAの企業理念、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、カルチャー、コンプライアンスなどについて学び、企業文化への理解を深めます。さらに、マインド醸成をはじめ、マナー、コミュニケーション力、論理的思考力、課題解決力、適応力、レジリエンスなどを養うカリキュラムを実施し、ビジネスパーソンに必要なポータブルスキルの向上を図り、社会人として第一歩を踏み出す力をつけていきます。CARTAの研修は、多種多様な課題に対応できるスキルや知識を身につけられるのが特徴です。これから本格化するAI時代でも戦っていけるよう、今年からはAI研修も加えました。
職種別研修では、エンジニア職は実際にコードを書くワークショップに取り組んだり、総合職は広告概論や広告指標などの基礎知識を座学で学んだりと、職種に特化した研修も行い、実際の業務イメージを持ってもらうような内容に仕立てています。
研修は約3週間にわたって行われ、上記の研修のほかにdentsu Japanの合同新入社員プログラムに参加し、電通グループの一員として多様な価値観に触れたり、合宿で同期との繋がりを強くする機会を創出しています。

写真左:座学の様子です。/写真右:事業部の先輩社員との座談会もあります。

ー新入社員研修のねらいを教えてください。

CARTAの事業成長に貢献できる高い戦力を持ったコア人材として、早期に成長してもらうために、実践で通用するレベルの知識やスキル、経験という「武器」を装備してもらうことを目指しています。
また、研修を通して企業理念やビジョンを深く理解してもらうことも重要です。自社の価値観や方向性を理解することで、自分のビジョンとどう接続するか、また、自分に求められる役割や持っているスキルがどのように事業成長に貢献できるかを考える機会が得られます。その結果、CARTAの一員としての帰属意識が高まり、個人の成長、ひいてはCARTA全体の成長に繋がるものと考えています。

ーCARTAならではの研修があれば教えていただけますか。

経営における様々な決断をケーススタディで学ぶ「武装学」という研修があります。これは実際のビジネスシーンで想定されるタフな状況下で、正解のない課題に対して、論理的かつ徹底的に考え抜く力を養うことを目的としています。CARTA HDに経営統合する以前から社員育成に取り入れている研修なので、伝統的なプログラムといえるかもしれません。
過去に受講した社員からは「発言が苦手な自分を変えることが出来た。」「選ぶことは同時に捨てること。その決断の難しさが学びになった。」「この時学んだことは今の業務にも活きている。」という声があがっており、非常に好評な研修のひとつです。

「挑戦」「技術(知×力)」「つながり」を磨く場を提供する

ー研修カリキュラムを作成するにあたり、大切にしたポイントは何でしょうか。

研修を設計する上で大切にしたポイントは3つあります。1つ目は、主体性を生み出す「挑戦」。2つ目は、考える力と動かす力の掛け合わせから生まれる「技術(知×力)」。3つ目は、社内外のネットワークを広げる「つながり」。これらは、実際のビジネスの場で欠かせない要素です。この3点が研修を通じてしっかり身につくかどうかを意識し、慎重に検討しました。効果的に学習できるよう、座学とワークショップの配分にも気をつけています。
また、研修は可能な限り内製化しています。内製化により、自社の人材育成方針に最適化した研修を行うことが可能となり、社員が講師を担当することで質問しやすい環境を整えています。その結果、高い習熟度が期待でき、研修ノウハウが社内に蓄積されるため、内容の改善や新カリキュラムの開発にも活用しています。これにより、新入社員にとって有用で、CARTAの進化の基盤となる研修を提供できていると考えます。

ー今年の研修で特に注力した改善点や新しい試みはありますか。

総合職とエンジニア職のコミュニケーションを促進し、職種間での「つながり」を生むことです。職種別研修を増やしたことで総合職とエンジニア職の交流機会が減ってしまったことが課題でした。そこで、毎朝のチェックイン時の座席を定期的に変えたり、ワークショップの際には異なるメンバーでグループを組むように工夫しました。これにより、職種をまたいだ会話量が増え、例年に比べて垣根を低くすることができたと感じています。異なる職種で気軽に相談できるのは新卒ならではの特権です。CARTAでは総合職とエンジニア職が協力して業務を行う機会も多いので、今後の業務でも活かされると思います。

朝のチェックインでは、参加者全員が近況や前日の研修で感じた意見を共有します。

学びを追求する人に、最高の成長環境を

ー今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか。

社員一人ひとりの能力を最大限に引き出す育成プログラムの開発や、成長意欲の高い社員が主体的かつ効率的に学び続けられる環境を整えていきたいです。
CARTAが業界のトップランナーとして勝ち続けるためには、常に変化する時代に適応できる人材を確保し続けることが重要だと考えています。これは、採用と育成における大きなテーマでもあります。
変化に適応できる人材を採用することは重要ですが、それだけでは不十分です。自立して学ぶ姿勢を持つ社員に対しては、スキルアップや中長期的なキャリアパスを支援する研修機会を提供し、一人でも多くの社員が活躍できるよう日々取り組んでいます。

ーCARTAを志望している就活生へ、メッセージをお願いします。

CARTAでは「主体性を強く発揮できる」「変化に対応できる」「最高を追及し続ける」この3つの軸を持って、仕事や人に対してまっすぐに向き合える方を求めています。そして、その適性を最大限に活かせる環境があります。
また、「失敗してもいいから挑戦してみよう」というカルチャーも根付いていており、社会やCARTAの進化に繋がると信じて、全力で取り組む仲間がたくさんいます。
「成長したい」「新しいことに挑戦したい」「社会に影響を与えたい」など、どんな小さな想いでも大歓迎です。その夢や目標をCARTAで一緒に実現していきましょう。