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カルチャーの進化

CARTA AWARD 初の新人賞、受賞者インタビュー。入社1年の軌跡と、あふれ出るfluct愛

予想外の配属先に涙をこぼしたものの、入社12日でスピード受注を達成

2023年1月に開催された社内表彰式「CARTA EVOLUTiON AWARD(以下、CARTA AWARD)」では、CARTA HOLDINGS(以下、CARTA HD)初となる新人賞が発表されました。記念すべき第1号を受賞したのは、CARTA HDのグループ会社の一つ、株式会社fluctに所属する山田菜緒。新卒社員ながら数々の実績を上げ、目標としていた新人賞の栄冠を手にしました。しかし実は当初fluctへの配属を発表された際は、落胆が大きかったとのこと。そこからの1年、どのように歩んできたのか。入社から今日までの道のりを聞きました。

山田 菜緒

Nao Yamada

株式会社fluct
メディアグロース本部

2022年新卒入社。
2023年1月開催のCARTA AWARDにて初の新人賞を受賞。

―まず山田さんの仕事内容を教えてください。

山田:Webメディアやアプリを運営する企業向けの広告プラットフォームサービスを提供するfluctで、メディアコンサルタントをしています。サイト収益向上を実現できる施策のご提案をメインに、現在20社ほどの企業を担当しています。基本的に単独での業務ですが、難易度の高い案件はチームメンバーに相談しながら、お客様の利益向上に貢献できるよう努めています。

―2022年に新卒で入社したとのことですが、CARTA HDに入社した経緯は何だったのでしょうか?

山田:学生時代からマーケティングに興味を持っており、ベンチャー企業でオフラインマーケティングに携わっていました。商品に関するユーザーインタビューや販売戦略立案などを通じて、より規模の大きいデジタルマーケティングに興味を抱くようになり、就職活動ではマーケティングに強いといわれていたある企業1社しか視野にありませんでした。しかし期待が大きすぎたこともあり、選考が進むに連れて、そこで働く自分の姿をイメージできなくなってしまい就活を中断。

就職ではなくフリーランスの道を選ぶことも考えましたが、会社に入ることで個人では経験できない大きなプロジェクトに関わることができたり、実績を作ることができると思い、就活を再開。「何をしたいか」と「どうありたいか」を軸に会社を探す中で、CARTA HDを知りました。自由な風土とデジタルマーケティングの会社であることが魅力でしたが、何よりありのままの自分でいられる空気感が心地よかったんです。ところが入社をしたものの、配属されたのはグループ会社の一つfluctでした。主に広告プラットフォーム事業を展開している会社で、目指していたデジタルマーケティング事業ではありません。デジタルマーケティングに深く関われる会社に配属されるとばかり思っていたので、ショックが大きすぎて配属日に大泣きしたんです(笑)。

―そうなんですね! そこからどのように気持ちを切り替えていったのでしょうか?

山田:割とすぐ気持ちは切り替わりました。配属されたからには、「ここを主戦場として絶対に結果を残そう」と、最初から熱量は高かったと思います。それに、マーケティングのノウハウや知識はマーケティング職でしか活かせないわけではありません。お客様の本音を引き出す際や、Webメディアの認知度を最大化させる上で必要な戦略立案時など、今の業務でもマーケティングの経験が活かされる場面は数多くあります。

また、上司が私の特性に合わせて接してくれたのも、fluctにすぐ馴染めた理由ですね。マイクロマネジメントをされるのが苦手な点に理解を示し、細かい部分は深く追求しなかったり、褒めれば伸びると知ってからは、小さな実績も大げさに褒めてくれたり(笑)。社員を同じ方法でマネジメントするのではなく、個々の性格に合った方法でコミュニケーションを図ってくれるのはfluctの魅力の一つだと思います。上司とフラットに話せたり素の自分を出せたりする環境もとても好きです。

―異例の早さだった初受注や100名規模の社内勉強会開催など、この1年でさまざまな結果を残されています。

山田:はい。初受注は入社10日くらいだったので、確かに早いですね。「1番になりたい」「誰も成し遂げられなかったことを達成したい」という気持ちが強く、負けず嫌いということもあり、最初から受注に対するモチベーションは高かったです。もちろん一人でできたことではなく、何でも教えてくれる周囲のサポートも大きかったと思います。
また、fluctがどのような会社かCARTA HDのメンバーに知ってもらうための社内勉強会も、部署メンバーと協力しながら企画から運営まで主導となって行いました。このような勉強会は、以前も小規模で開催されていたようなのですが、より多くのメンバーにfluctを知ってもらいたくて企画しました。

CARTA HDの各グループ会社ではいろいろな事業を展開しています。消費者向けのサービスだと事業内容もイメージしやすいのですが、fluctはいまいち周知が行き届いていないような気がしていました。でも私が入社して思ったのは、fluctの事業はさまざまな形でほかのグループ会社にも良い影響を与えられるということ。実際開催してみると、「fluctのことがよく理解できた」という声をたくさんもらいました。とはいっても共有できたのはほんの一部。fluctが何者なのかより明確にできる勉強会をまた実施して、ほかのグループ会社ともシナジーを生み出せたらいいですね。

―fluctを知ってもらいたいという想いの大きさを感じますね。

山田:配属のときに泣いたくらいなので、最初はfluctの事業内容さえ知らなかったのですが、知れば知るほど魅力のある会社なのです。まず、ビジネスモデルそのものが、お客様も自分たちも幸せになる構造だと思います。お客様が収益を上げるために私たちが施策を練り実践へ、そして結果が出たらお客様が満面の笑みで喜んでくださる。そしてfluctにも売上として還元されるため、社内のメンバーにも喜んでもらえる。そこに大きなやりがいを感じます。もともとマーケティングに携わりたかったのも、消費者の方の喜びや感動を間近で感じることができるから。誰かに喜んでもらえると原動力になりますし、「お客様のために何ができるだろう」と考えている時間が楽しくて仕方がないですね。

―社内のメンバーに喜んでもらえることも、原動力の一つなんですね。

山田:そうですね。正直学生時代は社会人に良い印象がなく、フリーランス志向も強かったため、fluctに入社してすぐの頃は、長く在籍するつもりはありませんでした。社長にも宣言していたほど(笑)。だから会社のためにとかチームのためにという気持ちは薄かったんですが、メンバーとの時間を重ねるうちに「ここまで自分のことを考えてくれる会社はほかにない」と思うようになりました。頑張ったときに思いきり褒めてくれたり、私のやりたいことを応援してくれたりする環境は、本当にありがたいです。こんなに良くしてくれるfluctに恩返しがしたかったし、自分が実績を残してfluctの名をCARTA HD内に示したかった。そんな気持ちがどんどん強くなっていきましたね。

―CARTA AWARD新人賞受賞についても教えてください。

山田:CARTA AWARDに新人賞が設置されると聞いたのが2022年の6月頃でした。そこから誰よりも獲得することを目指していたと思います。CARTA HDの新人賞第1号になるチャンスは、後にも先にもありません。「初めての受賞者」は絶対自分が獲るという気持ちが強かったですし、周囲にも公言していました。それに、私が新人賞を受賞すれば、fluctを知らない人に知ってもらうきっかけになると思ったんです。受賞を目指して数カ月間頑張り抜いただけに、表彰式当日はずっとドキドキしていました。新人賞は新卒全員がノミネートされて会場で発表を待つスタイルだったので、事前の告知も一切ありませんし、誰が獲るか全く分かりません。だから自分の名前を呼ばれた瞬間うれしくて号泣してしまって。自分の努力を認めてもらえたと思えました。

―入社してから挫折や苦労はありませんでしたか?

山田:もちろんあります。fluctのビジネスは、お客様にとって最適な戦略を見つけ出す、いわば宝探しのようなもの。私たちのソリューションがマッチするお客様もいれば、どれだけ手を尽くしてもなかなか収益を伸ばせないお客様もいらっしゃいます。対策や答えがどこにあるか分からない苦しさを感じることは、今でもあります。ただ、落ち込んでいても仕方ありません。大変だとは思いつつも、「次に何ができるか」「どうすればいいか」と考えることが何より重要。悩んでいる時間があるなら、自分にできることを探した方がいいと思います。次へ次へと気持ちを切り替えながら、課題を乗り越えています。

―最後に、CARTA HDで実現したいことやキャリアプランなど、今後の展望を聞かせてください。

今CARTA HDで実現したいことは、fluctを知らない人がいない世の中を実現することです!
現在の日本で「fluct」の名前を聞いて「こういうサービスを展開している会社ですね」と答える方は少ないでしょう。実際、友人などに名刺を渡してもピンと来てくれる人は本当にわずかです。世の中の皆さんがfluctの名前と事業内容を当たり前に知っている。そんな世の中を創りたいと思っています。

キャリアプランについては、自分はマネジメントよりプレイヤーの方が向いていると思っているので、管理職になりたいという気持ちは正直今はまだありません。ただ挑戦意欲やバイタリティーは人一倍持っている自負があるので、自分と同じDNAを持つ人がメンバーとして増えれば、よりfluctを強くしていけると思います。

新規事業の立ち上げにも興味を持っていますが、この恵まれた環境を飛び出してまでやりたいことがまだ見つかっていません。何にでもチャレンジできる風土と応援してくれるメンバーがいるので、やりたいことがあればまずはfluctで成し遂げたいと思います。
入社当初はfluctに思い入れも何もなかった私が、ここまで気持ちが変わったことに対して、社長をはじめメンバーみんな驚いています。でもそれくらい魅力的な会社だということ。今はfluctが大好きです!