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最後まで勝ち残れるのは誰か。新たに始動した勝ち残り型プログラム「TRYOUT」を作った理由

機会を待つのではなく自ら取りに行く

今年からVOYAGE GROUPが新たに挑戦するプログラム「TRYOUT」。今回は謎に包まれたTRYOUTについて、人事の永井さんにインタビューをしました。どのような想いや背景があって作られたプログラムなのか、初回のTRYOUTを実施してみての現場の声など赤裸々に答えています。

永井 亮希

Ryoki Nagai

人事本部 新卒採用担当

2011年に大学卒業後、広告系の会社で働き、2015年VOYAGE GROUPヘ中途入社。同グループ会社であるfluctに配属となり、事業部の営業マネージャーを経て、人事本部へ異動。総合職サイドの新卒採用責任者を務める。スゴイ会社を創るという想いを掲げ、日々多くの学生と会いながらインターンシップや採用の戦略・企画・実行まで担っている。

ーーまず、はじめにTRYOUTについて教えてください。

永井:TRYOUTは、3日間の勝ち残り型プログラムです。参加者は何度も出される課題に対して取り組んでいくのですが、チームでやるものもあれば個人でやるものもあります。毎日半分ほど人数が減っていき、最後まで残った学生の中でも特に高い評価を得た学生には、今年12月に開催する事業立案インターンシップ「Frontier」の参加権や本選考パスなどを付与します。すでに1回目は開催済みで、この夏であと3回やる予定です。

ーーTRYOUTを作った背景やきっかけは何でしたか?

永井:学びを取りにくる姿勢で臨める環境、かつその環境を求める人同士で刺激し合えるプログラムを作りたいと思ったのが最初のきっかけです。ここ数年有効求人倍率も高くなってきていて、いわゆる“学生売り手市場”の中で、インターンシップを実施する企業がすごく増えています。元々VOYAGE GROUP(※以降「VOYAGE」)は10年以上前からインターンシップをやってきましたが、学生からすると、選ばなければいくつでも参加できるし機会も多い状況です。となると、学びを取りにくるというよりは教わりにくるスタンスになってしまうなと。受け身スタンスの環境になってしまうので、参加者同士で高め合えるような環境を作りたいと思ったんですよね。

インターンシップが増えるのは学生が学べる機会がそれだけ増えるということなので良いなと思っています。とは言え、教えてもらって当たり前というよりも、僕らとしては学びを取りにくる人たちに会いたいと思っているので、今回のアプローチをやってみようと思いました。

永井:また、あらゆる角度から学生の可能性を見ていきたいという気持ちもありました。今の時期、まだ面接だけではその人の今後の伸びしろまで見ることが難しい部分があるので、言葉にはできなくとも行動面で発揮していけるものを見たいと思っています。課題に対しての取り組み方や、アウトプットの質と量で判断していこうと思っているので、VOYAGEとしてはインターネットの面白さを伝えて、そこに火がつく学生が増えたら良いなと考えています。

ーーなるほど。TRYOUTにはどんな特徴があるんですか?

永井:特徴は大きく分けて3つあるのですが、まず1つは“勝ち残り式”にしたところです。TRYOUTの参加が決まっても3日間学ぶことができるという保証があるわけではなく、1つ1つのワークに集中していかないと次の日参加できないかもしれないという緊張感を持って挑んでほしいなと思ってこのような形にしました。2つ目は“仲間作り”で、全力を出していく中で最終的に残った学生たちがお互いに認め合って仲間となるような設計にしています。

最後3つ目は、インターネット業界を疑似体験できるような形に設計したところです。インターネット領域でビジネスをしていく中で、業界柄次々と新しい未来を創っていかなければいけません。なので、どうやって事業を作っていくんだろうといったことを擬似体験できるよう、日毎に「未来を知る」「未来をサバイブする術を知る」「自分自身の力量を知る」とテーマを設定して、体験をしながらしっかりと学べるものを課題に落とし込みました。

ーーアイディアの元になっているものはありますか?

永井:いくつかあるのですが、あえて挙げるとすると「バチェラー」という婚活サバイバル番組があって、かなり参考にさせてもらっています(笑)。勝ち残っていくといった部分や、最初はライバル関係だけど限られた枠の中で共に勝ち残ることで生まれる一体感、認め合う最後のチーム感も含めてイメージしましたね。

あとは、VOYAGEでやっているインターンシップを要素として組み込んでいる部分もいくつかあります。Island(※1)からは、何をするのか分からないことに対してワクワクして飛び込めるかという要素、Frontierからはチームで成し遂げるという要素などですね。

初回のTRYOUTを終えてみて今思うこと

ーー初回のTRYOUTに点数をつけるとしたら?

永井:……75点です!100点ではない理由として、今回40人規模で実施したのですが、最初から80人規模でやりたかった気持ちがあります。初回ということもあり、まずはプログラムのスムーズな進行を優先して40人規模での開催にしたのでこの規模で正解だったのですが、80人でできたらとは思いましたね。あとは、3日間それぞれにテーマがあることをもっと学生に伝えたかったですし、初日のフォローももっと手厚くしていかなければという部分もあります。改善点はたくさんあるのですが、TRYOUTのコンテンツを育てていくのも僕らの挑戦なので、どんどんアップデートしていきたいと思っています。

ーー実際の参加者からの反応はどうでしたか?

永井:最後まで残った学生にアンケートをとってみたら、想像以上に評判がよかったです。中でも「3日間切磋琢磨し合えた良い仲間に出会えた」という声が多くて、僕自身も学生たちの一体感は生まれているなと感じましたね。また、「最後まで残れたことが1つの自信になった」「次のことにもチャレンジしていきたい」といった声も結構ありました。一方で、「前半もう少し個別にフィードバックやコメントがあったらよかった」という意見もあって、これは次回以降できる限りフォローしていきたいなと思いつつも、逆に言うと個別でのフィードバックがもらえるフェーズまで行くとちゃんとケアはしていくよというのは、引き続き担保していこうと思っています。

機会を待つのではなく、まずは打席に立って自ら取りに行く

ーー最後まで残った人で共通している特徴はありましたか?

永井:そうですね、手を挙げて挑戦する人は多かったです。機会を待っているのではなくて自ら取りに行く。最初の講義の質問の時もそうですし、「発表したい人?」と聞いた時にやってみるぞと、まずは打席に立ってみる一歩が早い人は共通してる部分だったかなと思います。

ーー永井さんにとって、VOYAGEに合う人物とは?

永井:よく採用のシーンで言っているのは、「ミチを切り拓ける人」と「応援される人」です。ミチを切り拓けるというのは、正解がない中であの手この手で自分で行動して切り拓いて行けるかというところ。また、それだけではなく周りも巻き込んで仲間にしていく、協力関係を作って信頼を得ていくというのも大事だと思うので、そういう人はVOYAGEには合うのではないかと考えています。また、僕個人としては、素直さも大事だと考えています。完璧な人はいないと思うので、自分の非をきちんと認めながら次に活かしていける、改善していける人は伸びが早いんじゃないかなと。なので、新卒に関しては今の力量よりも伸びしろを見ていきたい部分もあるので、そうしたスタンスも見ていきたいです。

ーー最後、TRYOUTに挑む学生に一言お願いします!

永井:改めてお伝えすると、最後まで残らなかった人でも本選考へのエントリーはOKにしているので、途中でダメだったからもうVOYAGEの選考には挑戦できないとか、その時点で他の人と比べて劣っているというわけではもちろんないです。大事なのは、ダメだったらダメなりの悔しさを。勝ち残ったなら残ったことでの自信を。いかに自分の学びや原動力に変えてその後のチャレンジに活かしていけるかだと思っているので、そこの成長幅をぜひ本選考でもアピールしてきて欲しいなと思っています。もちろん僕らとしては、1日目だけの参加になったとしても学びの多いものにはしていきたいとは思っていますが、基本的には学びを提供される場ではなく、自身で学びに変えていけるきっかけのある場だと思って前のめりで挑戦してきていただけると嬉しいです!

※1:1泊2日の合宿形式で仲間とともに挑戦する体感型ビジネスプログラム

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